それはうまいビールから始まった

ブナケン、それは北緯1度のパラダイス


マナド空港の駐車場で渋滞だぁ




 「AKIMOTO NAOKI!」
 僕の名前が係員から係員へ告げられていく。
 彼らの手には僕のパスポートなどが引き渡されていった。
 「Stay here !」
 入国係官か?、その係官は僕に告げて階段を上階に駆け去った。

 インドネシアはマナドの空港、入国審査の前にVISAを買って窓口に出したところだった。
 あなたのパスポートに問題がある、そのようなことを言われて僕は入国審査に並んでいる人の列を抜かして手荷物検査をさせられ、別室に連れて行かれた。
 「Stay here !」
 再度、言われて事務机の前の椅子を指差された。

 ?
 ??

 いったい何があったのだろう。ふと、先日ニュースで見たサイパンで拘置された三浦和義さんのことを思い出す。
 それにしても何があったんだろうか、今回のパスポートは取り直して初めて使うし、そもそもインドネシアには初入国。国際的テロリストじゃあるまいし、入国前から情報が流れているなんてよくわからない。
 最初は国際線のリスト(インドネシアのマナドにはシンガポールからシルクエアーを使って入国したのだ)に不手際があったので確認だ、みたいなニュアンスで説明をされたのだが、、、。

 一人ぽつねんと待っていると別の係官が女の人二人連れを連れて入ってくる。衝立で仕切られているのと言葉がわからないのとで状況がよくつかめないが、こっちの方は和やかな感じで話がすすんでいるようだ。

 うらやましい。

 不安を隠すように壁に貼ってあるVOA(Visa on Arrival)の対象国のリストを見る。
 難癖つけられて賄賂を要求されるのかな?どうやって答えようかな?英語だろうなぁ、日本語通じないよなぁ。
 英語わからないふり(あ、ふりをする必要はないか(笑))してごまかし通すしかないな。荷物開けられたらお酒の持込みがばれるなぁ。規定の容量を超えた分はどうなるんだろう?全部没収かな?
インドネシアも左側通行なんですけど(^_^;)




 待つ。

 待つ。
 日本はVOAの対象国だけど、Japanってないなぁ。 ?

 なんで?

 注意してみるとどうやら英語じゃなくてインドネシア語表記のようだ。じゃあ、、、、、これか?
 Jepang。

 多分これだろうなんて気をとられているうちに係官が戻ってきた。笑顔だ。
 お?なんか好転したのか?
 「No same ! Sorry, Your name is polici△○×◎□▼・・・・・」
 なんか僕と同じ名前の人がこっちの警察関係で『お世話に』なっている?いた?人らしい。
 その人が別のパスポートで入国してきたかもしれないので照会したようだ。

 なんだかなぁ、、、まあ、確かにインドネシア初入国だから、スペルでしかチェックできないから仕方がないからなぁ。
 そんなことをぼんやりと考えている間に、係官は僕のパスポートに入国のスタンプを押してサインしていた。
 「Do you like SAKE ?」 ?
 係官が話しかけてくる。驚かせたことに対する埋め合わせの世間話だろうが、ぎくっとする。
 「Yes」にこにこ顔で返答。
 「Do you bring SAKE ?」
 きた!
 「No, I like SAKE. But, I don't bring SAKE.」
 そう持ってきたのはサケじゃない。ショーチューだ(^_^;)。嘘はついてないぞ(ーー;)。
 「Ok, OK」
 そういいながら係官は入国審査の手続きの終わった僕のパスポートを返してくれた。
 「Thank you !」いいながらパスポートを受け取って席を立つ。
 「アリガトウ」係官がニホンゴで言ってくる。
 こちらも「てりま、かし」といんどねしあ語で返す。もちろん「sama sama」とは言わない(^_^;)。
 手を振ってにこやかな顔をして部屋を出た。

 同行のセニョールを探すと、既に荷物をピックアップして手荷物引渡所のソファでくつろいでいた。
 ターンアラウンドテーブルを探してもまだ僕の荷物は出ていない。
 係官の目を気にしながら荷物の出てくるのを待ち、出てきたところでそそくさと税関を通り抜ける。税関は中国系の大家族のたくさんの荷物に大忙し。大きい荷物が1つだけの僕らは税関申告用紙を係員に渡してさっさと。申告内容は見向きもされなかった。
マナド市内、これまた渋滞です
 
 
 
市内には軽ワゴンの乗り合いバスがたくさん

 インドネシアだ!
 税関を抜けて空港の出口を出ると南の国のむわっとした熱気が僕らを包んだ。
 出口の真ん前に僕らの名前を持ったインドネシア人が待っていた。張り詰めていた気がふっと抜ける。
 やっと顔に普通の笑顔が戻る。やっぱり緊張していたらしい(^_^;)。
 着替えるという名目でトイレで一息ついた(笑)。

マナド港の風景
 
 
マナド港の風景(国際定期航路も就航)
 
 
マナド港の風景(フィッシュマーケット)
チャチャリゾートの送迎ボート トイレで着替えてきた僕を待ってタクシーは空港を離れた。
 どうやらこの日の送迎は僕らだけらしい。
 タクシーは片道一車線の工事中の道路を突っ走る。空港から街に入るまでが20分程度、街中になると青い軽ワゴンを改造した乗り合いバスがたくさん走っていて渋滞。しきりに警笛を鳴らしながら車の列に割り込んでいく。それでもフィリピンなんかより全然上品(^_^;)な走り方。街中をぐるぐると10分くらい走って港に着いた。マナドトゥアとブナケンが見える
 港にはでっかい定期船の乗り場、きっとそれ目当てのちょっと場違いなくらいきれいっぽいホテルがあるかと思うと、ローカルそのものの市場もありで生活感たっぷり。ブナケン島に向かう船は木造の屋根つきの船。これなら天気が悪くても濡れずにすむ。荷物を運び入れてもらって乗り込むと船は出発。マナドの港の赤青の灯台に見送られながらブナケン島へと向かった。
 ブナケン島はマナドから見えるくらいだし、他の島もあったりして、外洋を渡っていくという感じではなかった。進む船の舳先に出て島影を見るもどれがブナケブナケン島集落の桟橋ン島かわからない。
 あれかな?これかな?と思うと違ったりして(^_^;)。
 正直に言ってしまうと島の形としては、マナドトゥアやシラデンの方がブナケンよりかっこいい。マナドトゥアはコニーデ型の火山島。休火山か死火山かはわからないけど、火口が木でわからなくなっているところを見るとかなり長い間火山活動がないみたい。シラデンはもう見事に珊瑚礁の島、って感じ。遠くから見ると薄く平べったい土地に椰子の木の高さだけ水面から持ち上がっているような感じの島。どっちもいい感じなのだ。
 それに比べるとブナケンは意外と高さがあってこんもり大きな島って感じだった。近くに寄っていくと、海岸線にマングローブ地帯が広がり、その先にマングローブより高い椰子の木のジャングルが広がっていく。まるで植林したかのように見事に住み分けがされている。見ていて大変興味深い。

ちあき&チコ、レセプション中(笑)  ブナケン島に行くまでにもう一つ見たかったのは鯨類たち。他の人の旅行記やブログでは見れたりしているようなので、船の舳先に陣取って(笑)イルカいるかぁ〜いっと見渡していたのだが結局のところ見れなかった。
 残念。
ブナケンチャチャネイチャーリゾートに着きました! リゾートに着くまで、べた凪の海で50分程度。
 ブナケン・チャチャ・ネイチャー・リゾートは本当にジャングルの中にひっそりとたたずんでいた。潮が満ちていたので船は近くまで寄ってくれたけど、最後は浅瀬からじゃぶじゃぶと。階段手前で足についた砂を落としてメインロビーに上がる。ウェルカムドリンクを前におっさん二人(笑)
 「こんにちはぁ」日本語のお出迎えだ。
 あれっと見回す間もなく犬たちがわんさとお出迎え(^○^)。犬たちのいることは知っていたけどこんなにフレンドリーだったっけ?ぺろぺろ嘗め回されてしまった(^_^;)。
 改めてロビーに案内される。いやー、見晴らしのいいこと。広い空、青い海の中にシラデン島が浮かんでいる。そして、ウェルカムドリンク!椰子の実が僕らを待っていた。
 僕らを案内してくれたのはどう見ても日本人。確か日本人、それも女性はオーナーの玲子さんしかいないはず、それにしては若い(失礼!(^_^;))。レセプションがてら、ウェルカムおやつ(笑)、ありさんがかぎつけて大変でしたいろいろ話を聞くとどうやら彼女もまだここへ来たばかり。その名もちあきさんと言う。何やら面白い(これまた失礼!(^_^;))経歴の人で、ぜひ会いに行っていろいろお話ししてもらってください。(ここで僕が書いちゃネタばれで面白くないし(笑))とても魅力的な人ですよ(^_-)-☆。
 そうこうするうちに玲子さんも登場。事前にメールでやり取りさせていただいていたのでありがとうと無事到着のご挨拶。
シラデン島が間近に望めます
 
 
 
椰子の実ドリンク、おいしいっす(*^_^*)

ブナケンチャチャネイチャーリゾートのスーペリアルコテージ入り口 レセプションも済んで部屋へとご案内。部屋はコテージタイプなのでロビー棟を出て階段を上がっていく。ブナケンチャチャネイチャーリゾートのコテージ内部
 案内してくれた部屋は、これまた南国チックな感じでいい。
 ベッドに天蓋がついているのは初めてだ。天井にはシーリングファンが回って空気を流してくれているせいか、思ったより涼しい。なぜ?北緯1度の熱帯地方なんだよね、ここは。
 荷解きしてついでにシャワー。夕べは空港で一晩明かしたのでとりあえずさっぱりしたい。シャワーは温水だと聞いていた。吹き抜け(笑)のシャワールームに入り、横を見ると、おーガス湯沸かし器だ。
 温水!しかもガス!
 すごい!!
 シパダンの温水シャワーは電気式だったよな。シャワーはトイレ、洗面と一緒の大きい部屋にある。広々としてて非常に心地よかった。
初ビルビンタン! 荷解きもしてシャワーも浴びて一息ついたところで、今日はもうダイビングもなし、後は食べて寝るだけ(だってもう16時過ぎだからねぇ。やっぱり遠いねぇ。24時間前は、、成田に着いた頃か、、)。
 そしたらやっぱり自腹でウェルカムドリンクでしょ(笑)。
 ロビー棟に戻って一番海に突き出たところに改めて陣取って乾杯!
 初めて飲むビルビンタン。
 うまい。
 「やっぱピルスナーだねー」セニョールが言う。彼は1週間前に中海風がいちばんのおつまみ欧を旅してきたばかり。かなりおいしいビールを飲んできたことだろう。そのセニョールが言うくらいだからねえ、やっぱりうまいのだ(*^_^*)。
 寝ていない僕は、ビール1本でかなりいい気分。籐のスツールに埋もれながら暮れなずむ空と海を眺めていた。チャチャリゾートは島の東側に位置するため、夕陽を眺めることはできない。そうはいっても広々とした空がだんだんと青さを増し、そして赤く染まり、暗くなっていくのを眺めているのは気持ちいいものだ。
ブナケンチャチャネイチャーリゾートのシャワー(ガス温水だぜっ!)
 
 
 
ブナケンチャチャネイチャーリゾートのシャワー、見上げるともうジャングル(^_^;)
ブナケンチャチャネイチャーリゾート室内から
 
 
 
 
 
ブナケンチャチャネイチャーリゾート、ベランダ

ジャパニーズ風のメニューでした(2008/10/11夕食) ご飯やパンは高台付きの籠で出されます チャチャリゾートのロビーは食事どきにはダイニングエリアに変わる。
 長く伸びたテーブルへオーナーであるラフさん、玲子さんにその日泊まっているゲスト全員、みんなで集う。一つのテーブルでみんな一緒に食事をするのだ。とはいえ、一緒に来た人たちがバラバラになることもなく、隣の人と話すのも話さないのも自由。のんびりくつろいで食事をすることができる。
 チャチャリゾートの食事はインドネシア風あり、日本風ありでバラエティにとんでいる。味付けもそう辛くもなく、辛くしたい場合はチャチャ特製ダブダブソースで辛さを追加(^O^)できる。

 チャチャリゾート最初の晩の食事は、なんと餃子(゜○゜)!
 しかも皮から自家製だそうだ。毎日の食事のメニューはロビーのボードに書かれ、毎回それを撮っておくのが楽しみとなった(笑)。
毎食、ロビーのボードにメニューがかかれます(2008/10/11夕食)

Chocolate Ice Cream(2008/10/11夕食)  この日、宿泊していたのは僕らの他はフランス人カップルに日本人の女性だけ。
 のんびりと食事をしてちょっとだけ持参のお酒を飲んで。
 人数が少ないのと僕らも疲れていたので飲んで盛り上がることもなく、22時くらいには部屋に引き上げ、ベッドで気絶状態となった。

 さあ、明日からはダイビングだ!




前日は ブナケンTOP 翌日は



TOP! こんなん書く奴どんな奴? どんなところへ行ったかはこちらで(^_^;)






Hello!