復活の三宅島

始まりはどしゃ降りの雨だった


 さるびあ丸は三宅島は三池港への着岸作業に入った。僕らがいるDデッキまで湿り気の気配が漂ってきている。塩気じゃない、雨か?荷物をまとめて下船デッキまであがると外は雨のよう。傘を引っ張り出す。ぞろぞろとタラップへ。じゃんじゃん降りだぁ!傘、意味なし。ずぶぬれになりながらたったかたったか歩いてBIRDY看板を探す。看板よりも懐かしの川口さんの顔の方が先に目についた。集まった面々、それぞれ車に分乗、三宅島マリンロッジに向かう。どうやら満員御礼らしく、5人相部屋(笑)。
 今回はGWに環境客受け入れを再開した三宅島に潜りに行くべ、とFUMIさんとBIRDYに遊びに来たのだった。
 ごそごそと布団を敷いて仮眠、朝食。その頃には雨もやみ、なんとか曇り空に。1本目、6月限定のボートポイント、メガネ岩にエントリー。
さるびあ丸に乗り込む人々の列

2005/6/18 メガネ岩
9:47-10:27 Depth(Max.18.4 Ave.14.6) Visibility18m TANK(200-50) 気温21度 水温23度
 久しぶりのメガネ岩。エントリーするとどっかーんとアーチ。毎度のことながらうまいところにブイをうってある。ここのブイ打ちも川口さん中心でやったそう。「最近、やませができる奴がいなくてね・・・まだ俺メガネ岩、第一のアーチからエントリーポイント方面を振り返るが場所決めとかしてるんだよ・・・」まだまだ現役ばりばり最前線の川口さんである。さて、エントリーすると第一のアーチが待つ。アーチ中でタテジマキンチャクダイの幼魚模様の若魚を探すも不発、ユカタハタなんかをみて、第二アー逃げる!チをくぐり、第三アーチの下へ。カゴカキダイの群れ、いやぁ(^○^)と思って見とれていたら誰かが群れに向かってダッシュ(*_*;)。もう後はしっちゃかめっちゃか(笑)。テングダイが群れていた、ハナゴイが群れていた、1.5mくらいのヘラヤガラ(こいつは逃げ切れずに追い詰められた状態でみんなに激写されていた(笑))。エキジット間際にはマダラエイやでっかイシガキフグ。またいつか〜、ってエキジット。

 一度、マリンロッジに帰って昼ご飯。2本目の予定を聞くとボートだけどポイント未定とのこと。このままだとメガネ岩をもう1本になりそう。むー。2本目をぜひぜひカタン崎にと川口さんにリクエスト。ま、他のお客さんに聞いて人数揃えばとのこと。昼ご飯は自家製唐揚弁当、久しぶりにプールサイドのベンチで食べた。追いかけられて散ってしまったカゴカキダイの群れとアジアコショウダイの幼魚

 BIRDYというかマリンロッジは、ほぼ噴火前と同じような状態だった。神着地区は風などの関係であまり噴火の影響はなかったらしい。また、民宿自体は復興作業のマダラエイ、目の前を悠然と泳いでいきました人たちのための飯場として2004年の11月頃から開業していたとのこと。これでプールに水が入れば以前と全く変わらない状態に戻るかのようだった。ただ、噴火前によく行っていた村営のふるさとの湯は再開しておらず、高濃度ガス地域や火山性泥流などの被害にあった地区は周回道路から見るに、まるで打ち捨てられたままのような状態で、復興これからといった感じだった。(しっかり通ってお金落としていかないとね、、くさやとか売っているのかなぁ。商店といえば、正大ストアと牛乳せんべいしかわからない状態(^_^;))
逃げ惑うテングダイに群がるダイバーたち(あ、僕もその一人か(-_-;))
 
 
 
 
 
 
 
 
テングダイにミギマキ 2005年セリーグは阪神優勝でした(笑)
 
 
 
 
 
誰にも見つけられないのがのんびりできる唯一の方法

三宅島バーディ川口さん、三宅島に戻ってますますパワーアップ!
 
 
 
 
 
 
シンデレラウミウシ、三宅島大久保浜にて
 さて、2本目はというと川口さんの調整(^_^;)のおかげでカタン崎へ。カタン崎、過去に1本だけ潜ったことがあるけど、すっかり記憶なし。ただただ、人づてにカタン崎はスーパーだというのを聞いたのを覚えているだけだった。テングダイ4枚、大きいのがゆったり

2005/6/18 カタン崎
13:14-13:46 Depth(Max.27.5 Ave.16.4) Visibility18m TANK(200-70) 気温22度 水温23度
 伊ケ谷港から出港。ドリフトのため、当初はフリー潜降の予定だったが、根のトップにアンカーをうってエントリー。ちょっと透明度悪いがゴーカイな地形。似ていると言えば手を伸ばせば届くほど、とはいえ、なかなか届きません中木の塔島に似ているか。そそり立つ隠れ根にはサンゴがつき、流れのあたっている根表にはキンギョハナダイのオスの群れ、メスの群れ、それぞれが固まりになってわさわさ。他にもイサキ、メジナ、ニザダイにテングダイが群れ成して根の周りを泳いでいる。根のボトムは−30mを越えて砂地となっている。DECOが気になってそこまで行かなかったけど、何かいそうで面白そう。エントリーからエキジットまでどこまでいってもキンギョハナダイの群れ、根から離れて安全停止のために浮上し始めたら泡につられたか3匹のカンパチがくるくる来てくれて、かなりの間、周りを回ってくれていた。
アオリイカ、ペア +1(お邪魔虫ですね(^_^;))
 2本終わってマリンロッジに戻ってくると何やら不穏(笑)な気配。どうやら3本目にビーチに行くらしい(^_^;)。きっと大久保浜だろう。(釜の尻は雨でコーヒー牛乳のようになっていた)もちろん参加(^_-)。

2005/6/18 大久保浜
15:43-16:33 Depth(Max.18.2 Ave.11.3) Visibility10m TANK(200-70) 気温22度 水温23度
イモガイの行進した跡、わかります? 久しぶりの大久保浜は何も変わっていないかのように見えた。猫岩を目印にエントリー。波に遊ばれる人、若干名(笑)。潜降してからは壁を右手に進む。ミノカサゴ、ハナミノカサゴ。ふっと川口さんが壁を離れて砂地に向かう。さーっと一本の線が砂地に。イモガイが行進中。そのまま、進んでアオリイカの産卵床。ペアが一組いたのでみんなで囲む。が、産卵・・・途中で追いやってしまいました(>_<)。川口さんより前に出てしまった僕のせい、、か、だね、ごめんなさい。壁に戻ってミナミハコフグ1cm級、ホウライヒメジ、シンデレラウミウシ、でUターン。壁を登って上面に出る。カグヤヒアオリイカ、オスです。この前に警戒行動とってました、ごめんメウミウシ見て、キンチャクガニを川口さんが探しているのをみて(笑)戻っていく。ワニゴチからかってエキジット。
「若者に混じって」なんて使うような歳に(-_-;)
 帰って一風呂浴びたら、もう晩ご飯の時刻。その前に近くの正大ストアに買出しに。一度、ストア正面の居酒屋にも来なければなるまい。マリンロッジではプールサイドで炭をおこしてBBQの準備中。僕らは早稲田の学生サークルブルーラグーンのメンバーと一緒に飲み食い。学生さんたちにいろいろお世話してもらって楽しい晩ご飯でした。ありがとうね。
それはもうキンギョハナダイの群れ群れ、また群れ、でした
 
 
 
 
 
カグヤヒメウミウシ、シンデレラとちょっと違う
 
 
 
 
ワニゴチ、下唇出てます(^_^;)

スピードあげて、ぎゅんぎゅんぎゅぎゅーん
 
 
うわっ、糞攻撃だ(笑)。体が大きいとやっぱり目立つ(^_^;)
 翌日は、、、雨、ではなかった。かろうじて。今にも泣き出しそうだけどなんとかもっている空の下、久しぶりに三宅島からのドルフィンスイムに行くのだ。外洋でカツオ釣っているような漁船にのって三宅島を離れる。竹芝桟橋で黒潮の状況を確認したときは遠く八丈島をかすめている状態だったので、今回は揺れないだろうと思いながらも寒さに負けて船尾の風の当たらないエリアに陣取る。船は予想通り揺れることなく、うつらうつらしている間に御蔵島沿岸に着いていた。
 天気がよろしくないとイルカさんも乗り気でないのか、最初の何本かはエントリーするとちょこっとだけコンニチハ、ミヤケジマカラ、アイニキマシタ遊んで離れていったりするばかり。それもそのはず、一緒に行った面々はどうしたことかエントリーしない。あんな凪で船酔いしたのか?僕一人では遊んでくれようとしてイルカさんたちが寄ってきてくれても息が続かない。そんな感じの出足だった。
 また、僕自身、御蔵島式に慣れたのか、船長の操船に戸惑うことが何度かあった。舷側からエントリーしているのに、船長がイルカさんの近くに人を下ろそうと思うのか頭の上をイルカが通る、この感覚、味わったことありますか?船が前に進んでいくのだ。三宅島−御蔵島の黒潮を走り抜けるくらいのでかさの船、スクリューもそれなりにでかい。漁船の惰性の速さにはいくら泳いでも負けてしまう。正直怖いと思った。
 そうこうするうちに、だんだんみんなも慣れてきたのか、イルカさんも遊んでくれるようになった。あっという間の1時間半。かなりくたくたになったけれど後半にかけてどんどんイルカさんのノリがよくなっていったおかげでとても楽しく遊ぶことができた。
 帰りは、疲れ果てていたせいで、ぱらぱら雨が降ってくるのも気にせず前部デッキにうつぶせにくたばったまま気づいたら三宅島に戻っていたというざま(笑)だった。きっとたぶん揺れもなかったんだと思う。

牛乳せんべいを作ってます売ってます 岡太楼本舗店内風景 マリンロッジに帰ってきたところで、天気はいい方向に(^_^;)。プールサイドで器材を乾かすには最適だ(笑)。昼食のカレーを食べながら荷物片付け。どたばたしながら川口さんたちと次回の話なんかを。三池港に送ってもらう途中、牛乳せんべいのお店によってお土産みつくろって(おいしいからみなさん買いましょう(^_-))。三池港は東京行きの船を待つ観光客(釣り人とダイバーが大半(^_^;))で一杯だった。東海汽船がふだん発着する三池港は高濃度地区にあり、山肌は立ち枯れた木々で白く見える。港の案内所も1階にあった売店と観光案内所も閉鎖されたままだ。復興基調のTV局の取材では扱いが難しくて撮っていかない一面でもあるんだろうな。(観光客受入れ再開最初の夏でネガティブキャンペーンしても関係者の顰蹙を買うだけだろうし) さるびあ丸から三宅島三池地区を。木々が灰色の部分がわかるだろうか

 我らを乗せるべく近づいてくるさるびあ丸が見えた頃、川口さんたちスタッフがお見送りに来てくれた。その元気な笑顔に、三宅島の先行きの明るさと頑張りを、いや、島民のみなさんの頑張りと先行きの明るさを感じた。そして、さるびあ丸は次はいつ来ようかと算段している僕らを乗せて三宅島を離れていったのだった。 三宅島三池港から御蔵島が見える



2005年初夏大(^_^;)連戦は・・・

連戦2戦目(笑)の御蔵島は・・・
連戦3戦目(笑)の小笠原は・・・



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