1999年のイルカさんは…

海も陸も楽しかったよぉ





 「行っていいよぉ」と声がかかる。みんな方向を見定めて一斉に甲板から飛び込んで懸命にフィンキック。イルカたちの甲高い声が、そしてソナーの役割をする短く低い音がシュノーケリングをする耳に響いてくる。来たっ。残念ながら濁りの入った海をぎゅんぎゅんと力強く泳いでくるイルカたちが見える。デジカメでのイルカさん遊んでくれるだろうか。そう頭の片隅で考えながらも「キャッホー」と声をあげ、より力を込めてフィンキック、そしてジャックナイフ。なかなか速度が緩まない。むむっ。通り過ぎながら、それでもくるっと反転してお腹を見せていった。残念っ。「はーい、あがってくださぁい」の声に三々五々美咲丸に戻る。梯子につかまりフィンを脱ぎ甲板へ上がっていく。息は荒く疲れは見えてもそれでもみんなで呪文のように「すごーい、かわいい。」ときらきらした目で繰り返す。おじさん(^_^;)もお兄ちゃんもお姉ちゃんも関係ない。嬌声が美咲丸の中を駆けめぐる。語彙が少ないのがとても残念(笑)。しかし、文学的表現なんてこらしている場合じゃない(^_^;)。「はーい、じゃあ、自分のフィンを確保して準備しましょうねぇ。」その声にみんなの視線はまた水面に散らばる。どこにイルカたちはいるんだろう。早くまた会いたい。次は遊んでくれるかな。船長が操舵室の屋根に乗ってリモコンで操作しながらイルカたちを探してくれている。みんなも探している。あ、隣の船が見つけた。飛び込んだ。ああ、いいなぁ。なんか遊んでいるみたい。よし、見つけた。今度はどうかなぁ。来た来た。まだ?まだ?「よぉし、行っていいよぉ」一斉に海に入る………。

 1年ぶりの三宅島。まだ混まないうちに今年も一度三宅島に行っておこうとFUMIさんを誘った。(本当は神津島のイベントに誘ったんだけど「三宅の方がいい」と断られたのが真相(^_^;))「じゃあ、6月の最終週で、またバーディさんでいいですよね?」ということで今回も三宅島バーディさんでお世話になることにした。FUMIさんも僕も気に入っているサービスなのだ。というわけで東海汽船「かとれあ丸」に乗って出航したのは降り続いた雨も小休止した6月25日の竹芝桟橋から。この週の三宅島は「あじさい祭」があるとかで「かとれあ丸」はめちゃくちゃ混んでいた。(というよりふだん乗り慣れていない人がやたらと無駄なスペースのとりあいをしていた、という感じ)ビールで乾杯して少しつまんでさっさと毛布にくるまる。週末は曇ときどき雨と曇の予報。東京より南下するのだから梅雨前線には北上していただいてできれば予報ははずれて欲しいと願いながら眠りについた。

 そして、なんか、予報ははずれてるみたい。朝日もちょっと見えるし。ラッキー。出迎えに来てくれた川口さんがバーディへの車中、ドルフィンスイムで来た女の子たち3人組に翌日のドルフィンの予定を今日に繰り上げるよう勧めている。急に天気も海況も良くなったので今日の午後の予定を午前中に繰り上げるのだそうだ。何とはなしに女の子3人組は元水泳のイントラだという話が聞こえてくる。すごいなぁ。イントラということはバリバリ泳いでバリバリ潜るんだろうなぁ。なんて考えているうちにバーディ到着。あ、そうそう美咲ちゃんも今年はしっかりいました(笑)(去年は残業とかでたまたま僕らの行った週だけいなかったのでした)。

 とりあえず仮眠、そして朝食、セットアップ、港へGo!今年もお世話になります美咲丸。パパラギさんから来ていた6人組を含めてみんなで乗り込んでいざ出航。天気は上々。海も荒れてない。舳先に陣取ったのはイントラ3人組(ヒロコちゃん、ユミコちゃん、アキコちゃん)と常連の小口さんと石橋さんにFUMIさん、それと川口さんに美咲ちゃん(だったかな?)。僕はシパダンで痛めた腰がまだ具合よくないので遠慮(^_^;)。美咲丸が疾走するにつれ、砕け散る波、弾ける水しぶき、飛び跳ねる(笑)舳先組。ふりかかる水しぶきにドライ組のチームパパラギの女の子たちはびしょびしょになって甲板を転げ回る。それを見て大笑いする船長。ジェットコースターにミニフリーフォールの40分弱。御蔵島が大きくなってきた。(んでも荒れてなくて良かった)島影に入るとそれぞれセッティングを始め、そして、、、。いたっ!背びれ発見!!
「行っていいよぉ」………


 降り続いた雨のせいか水は濁りぎみだったけれど、あっという間に幸せ(笑)の時間は過ぎて帰り道となった。帰りはもう僕は甲板でとど状態(爆)。ウェットも黒いし(^_^;)。ごろごろしていたら「イルカだよ」の掛け声。三宅島に程近く、舳先に追随してイルカたちが泳ぐ泳ぐ。楽しそう。カメラひっぱりだしたりしているうちに港へ帰港。楽しいドルフィンスイムだった。

 昼食を取って午後からは僕らは福岡から!来られた山本さんと常連のお二方とボートダイビング、チームパパラギはビーチへ、チームイントラは観光にと別れた。ボート組のポイントは「学校下沖」と「スーパーカタン崎」の2本!(FUMIさんのログには生返事をしたためにボート2本になってしまったと書いてあった(^_^;))

1999/6/26 学校下 三宅 漁船 美咲丸 13:53 14:26
 午後、陽射しがかげり、今にも泣きそうな空の下、美咲丸は伊ヶ谷港を出航した。学校下は初めて。オキノスジエビを見に行くためにゴンと一発潜ることになった。おお、暗い、冷たい。水温は19度を指している。そして御蔵島と同じ程度濁っている。ウェイト4kgなのに沈んでいく、太ったか?体脂肪が減ったならいいんだけど(爆)。それでもけっこう魚影は濃い。一気にオキノスジエビまで沈む。みんなで順番に撮っているので結局、1カットのみ。すぐにDECO3m3分が出てしまった。(DECOって??)あとはなだらかな斜面に沿って上に上に。18m程度でとどまっているとそのうちにDECOは消えエキジットとなった。オキノスジエビは黒い印象があったが、出来上がった写真(デジカメでは暗過ぎてきちんと写らなかった)を見るときれいな赤い色をしていた。

1999/6/26 カタン崎 三宅 漁船 美咲丸 15:37 16:26
いったん港に戻って1時間ばかり水面休息を取る。学校下ではゴンと一発深くいったのでより重要。雨がしとしと降り始め、けっこう寒い。それでも26度程はあるらしい。ほんとか?>ダイコン。次のカタン崎はスーパーらしい。(マーケットじゃないよ)何やらいろんな話をしているうちにいざ出発となった。エントリーすると、さ、さむ、いや冷たい。頭がちょっとくらくらきた。もう震えが出ている。あらら、やばいかなぁ。なんて思っていたけど、いざポイントをめぐると魚影の濃さ、地形のいりくり、ウミウシ類の多さにイソギンチャクいつの間にか寒さを忘れていた。砂地の窪みにはかなり大きなヒラメがいたし、きれいなウミコチョウや…ああ、寒さでメモリーが動かない(笑)。ともかく雨は降るは冷たいはの状態でこんなにいいのだから、明るいクリアウォーターのときには……。またぜひ来たいと思ったポイントだった。しかし、当然のごとく1本目が災いして減圧停止を3mで11分もやっていた時には、ぶるぶると体全体が震えていて笑いが止まらなかった。(単に歯の根があわなかったという話も(^_^;))


 帰りには温泉。500円玉握りしめて「ふるさとの湯」に。生き返ったぁ。生き返ったお祝い(^_^;)にいけないと思いつつもビールなんぞを。おいしかったぁ。
 夕食はプールサイドでバーベキュー。(かっこいい!!)炭火でがんがん肉野菜。ビールも飲んでチームイントラともお話しして、あ、優先度からいきゃあ逆か、チームイントラともお話ししてビールも飲んで、男二人旅とは思えない楽しさだったのでした。少なくとも僕は(笑)。(FUMIさんもまんざらではなかったかと思うが?)食後、チームイントラは「ふるさとの湯」へ。僕らを含めチームオジサンはログ付けとeggポーズ(^^;)称して雑談会。誰とはなしに(けっして石坂さんだとかBassyさんだとか言いませんてば(笑))風呂上がりのチームイントラと飲みたいよねという話になり、冗談だと思っていたら風呂から帰ってきたところをゲット。(だからけっして……(笑))いつの間にか僕らの部屋でちょっと飲むということに。これまた、いろいろな話をして盛り上がって最後はなぜかeggポーズで記念写真という不思議なひとときを過ごした。(石橋さんも言っていたけど、ダイビングに来てダイバーじゃない女の子と話し込むのはとても珍しいことだと思う。)

 翌日は今にも泣き出しそうな空だった。しかし、今回の目的の一つ、期間限定オープンのメガネ岩。3つのアーチが固まっているというポイント。場所的には昨日入った「ふるさとの湯」の沖合だそうで、錆ヶ浜の漁港から船ですぐという近さ。漁船5隻でピストン輸送しているとのことで港でタンクまで背負ってから船に乗り込むとびゅーんと3分程度でポイント到着。

1999/6/27 メガネ岩 三宅 漁船 JS 10:09 10:48
 目標のブイに向かってエントリー、流れがけっこうあってカメラを1台受け取れず(^_^;)、美咲ちゃんにメガネ岩第一アーチ持ってきてもらうことに(情けない)。ともかくブイにつかまって全員揃ったところで潜行開始。事前の情報で冷たいけれど透明度はいいとのこと、冷たいのは前日で慣れたからOK、透明度がいいのはうれしい。潜行したとたん、第一のアーチが待ち構える。情報通り透明度がいい。アーチの端からこーちの端まで(あ、失礼(^_^;))全部見える。すごい大きなアーチだ。10人以上が手をつないで潜っても大丈夫と言うのもまんざら嘘じゃないくらい。おおっと言う間に小さな根を越えて第二のアーチへ。第二アーチには首回りが女の子のウェスト程もある大きなニセゴイシウツボがマダラエイを従えて洞に鎮座されていました。みんなで拝みに行くと鎌首あげてくわぁとされていてすごい迫力。こわごわ近寄って何枚か写真を撮らせてもらい、後ずさりながらその場を後にしました。第三のアーチは伊豆七島で一番深いところにあるアーチということでしたがこれもまた、全景が見渡せて大満足。名残り惜しげにアーチを後にして少し上がるともう濁りが入って視界は10m以下。アーチの部分が抜けていてとてもラッキーな1本でした。



明日葉アイスはここでネ エキジット後はバーディに戻り、器材の水洗い、丸干し、パッキング。精算も済ませて三池港へのお見送り。三池港ではチームイントラが昨日探し回ったという明日葉アイスも食べ、太鼓の拍子に送られて島を離れた。三宅島太鼓帰りの船中では、九州地方でのスピアフィッシングの話で盛り上がったとか、ハンマーヘッドの嵐のポイントの話とか、潮風に吹かれながら合唱していた人がいたとか、そういう話も伝え聞くが本当かどうかは「神のみぞ知る」であった(^^;)。


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